●日本人として
●着物を着ない理由
もっと気軽に着物が着られたら・・・そうできない理由を伺うと
・着物を着ると補正やたくさんの紐が苦しくて・・・。
・着物には難しいしきたりや約束事が多くて・・・。
・着付けには時間がかかるし、何かと準備も大変そう・・・。
・洋服と違い、道具がたくさんいるしお金もかかりそう・・・。
・自分で手入れができないし、置き場所もないし・・・。
・着崩れても自分で直せないし、片付けや手入れも大変そう・・・。
・夏は暑いし、冬は寒そう・・・。
●着物は日常着でした
そうなんです。日常的に着物を着はじめる前は、私もそう思っていました。
でもよく考えてみると、着物は誰もが毎日着ていた日常着だったはず。
着物暮らしを始めると、夏は涼しく冬暖かく、日本の気候に適した衣装だと
わかります。仕草は自然とはんなりとなり、優しい気持ちになってきます。
そして、四季折々の自然の移ろいに敏感になり、五感が研ぎ澄まされて
いくようにも感じるのです。
●必要なのは着慣れることだけ
昔は誰もが当たり前にできた着付けですから、必要なのは着慣れること。
特別な道具を使わなくても、どなたでも短時間で着られるようになります。
着崩れしにくく、気姿を美しくするための補正は、汗をよく吸ってくれる
「さらし」を体型に合わせて巻いていくだけ。心も体も苦しくない着付けに
出会い、今、日本人であることの幸せを感じています。
●自由に着物を楽しんでほしい
結婚式などのハレの日だけでなく、外食や観劇のときのお洒落着として、
着物も洋服と同じように、いえ日本人としてそれ以上に、TPOや季節に
合わせてもっと自由に楽しんでいただけたら・・・。洋服ではできない、
着物ならではの色あわせの妙に、袖を通すたびに心躍る毎日。
皆様の「初めて着物」のスタートにあたり、少しでもお役に立てればと、
微力ながら、自宅にて着付け教室をはじめることにしました。
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